赤ちゃんはママのお腹の中で「病原体に対する抗体」を与えられ生まれてくると言われています。一般的には、生後6カ月頃までは「抗体」の効果が続くそうです。
しかし生後数か月もすると、徐々に家の外へと連れていく「お出かけ」の機会も増えることでしょう。お出かけ先では家の中と比べより様々なモノに触れることになります。
また、人の多いところでは空間を介した間接的な影響も受けます。ウイルスに対する免疫がほとんどない赤ちゃんはそうした環境下ではどうしても大人に比べ風邪等の感染症にかかりやすいのです。以降「保育園に通いだす」「卒乳(離乳)する」など、新たなステップを歩み始める段階では、環境の変化から体調を崩しやすくなります。
Contents
生後6ヶ月間は風邪を引かないの?
あくまでママからもらった抗体により"ある程度対抗できる状態"をキープできると言われていますが、完ぺきではありません。
また、赤ちゃんは自ら「風邪を引いた」と言葉で伝えてはくれません。加えて必ずしも親の目に見える形で症状が出てくるとは限りませんから、体調の変化は親が察してあげる必要があります。
調子が崩れることは私たち大人にだって誰にでもあることです。日々、子どもの体調や様子をしっかりとチェックし"いつもと違うかもしれない状態"に気づくための「感覚」を親が養っておくことが重要です。
一方で「何をもって体調不良とみなし、どういった対処が必要なのか」を判断するのは難しいこともあります。以下の記事でも紹介していますが、http://kodomo-qq.jp/ (※)のようなサイトを活用することも1つの手段です。※ 厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児科学会監修
補足
風邪やちょっとした病気にかかることは決して100%悪いことではないと思います。
私たち大人も体調の良い日/悪い日をそれなりに経験しながらにして大きくなってきたように、我が子もまた、そうしたトラブルを乗り越え・繰り返し、丈夫に成長していくものです。あまり過敏になりすぎる必要はありませんが「心配」や「不安」があるときは適宜小児科を受診するようにしましょう。